波に対する経験値をあげていこ。

前回の記事で波の見極め方をちょろっと書きましたが今日はその補足。

http://longboardrescue.blogspot.com/2014/08/blog-post.html

このブログでもイロイロ書いちゃってますが、波って色んな表情を持っているので、それを文章にするなんてほとんど無理だと思うんです。
ハウツー本なんかには、「厚いマッシーな波」とか「ほれたパワフルな波」とか写真付きで書いてありますけど、あれってどうなんでしょうね。

そんな分類して何か意味あるの?って思っちゃうんですよね。

波は潮の干満や、風の強弱、ウネリの向きや、ビーチでの砂の状態、はたまた前日までの降雨量や、近隣工場の排水の多少なんかで違ってくるわけですよ。

なので、いくつかのモデルケースに当てはめて波を分類するっていうのはちょっと無理があるかなと・・・
しかもあまり経験のない(回数じゃなくて経験ね)初心者が波をちょろっと見ただけで「今日の波は厚めで力がなさそうだからね~」なんて言うのはなんだか違うんじゃないかなぁって思うわけですけど・・・

■初心者は波のここんところを押さえておこう

もう一度おさらいしておくと、波のてっぺんより、波の底の状態がどうなっているのか。
ほんとにこれに尽きます。

ツルッとボール状のきれいなフェイスができていれば、とりあえずテイクオフは出来ます。
たとえオンショアビュービューのグチャグチャでも、ツルッとしたフェイスが少しでもあれば絶対テイクオフは出来ます。

いろんな意見があるかと思いますが、普通にサーフィンするようなサイズだったら、波の形なんて関係ないです。

なので、とりあえず乗れそうな波を見つけること。これが肝心要なのですよ。

んでもって、この見極めが早ければ早いほど(沖のほうでちらっと見えた波が自分のところにくるまでにどうなっているのか予想することですからね)次の動作がスムーズになると思うわけなのです。

■観察力を上げる方法

さて、波を見極めるには、最初はとにかくアタックするしかないです。

乗れないのは当たり前なので、もし乗れなかったら、どういう状態で乗れなかったのかを検証してみましょ。

乗り遅れたなら、どういう状態で乗り遅れたのか。
少しは波に押されて進んだのかどうか。
それともまったく波を感じることが出来なかったのか。

んで、乗り損なった波はそもそも乗れるような波だったのか。
乗れる波かどうかは、インサイドまで波を見届けていればわかるのでこれもかかさずチェックしてほしいと思います。

■一本の波を大切にする

アタックしてみて、乗れなかった場合、とりあえず一つだけ仮設を立ててみる。これ大事です。

たとえば、波の向きが合ってなかったのかな~、って思ったら次の波ではきっちりボードの向きを波に合わせておく。
もう少しインサイドまで追いかけていれば波に乗れたのかな~、って考えたら、予めインサイド寄りで波待ちしてみる。
この他にもいろんな原因が考えられすが、とりあえずなんでだろ?って考えてみる。

考えて、実践してみる。
そうすれば、経験値が上がります。

まあ、波に乗れなくてへこむ気持ちは分かるんですけど、一本の波を大切にするってこういうことなんだと思いますので、ぜひやってみてくださいまし。

それで、波を観察する経験値が上がったら、今度は波にのるためのスキルを磨いていく。

サーフィンって観察力と乗るためのスキルを同時に上げていかなくちゃいけないんですよね。

どっちか一つだけ秀でててもそんなにうまくなれないんじゃないかな~って思う今日このごろでございます。

■余談ですが・・・

さて、乗れない原因が自分でわかればスクールなんていらないわけです。
いらないんですが、やっぱりスクールや、ハウツー本や、ビデオなんかでは教わるにしても限界があるんですよ。
自分でスクールやっててこんなこと言うのはあれなんですけど、「一本の波に対して、お客様がこういう動作を取ったから乗れなかったのです」っていうのが精一杯。

なるべくいろんな波に対して通用するように心がけてはいますが、結局のところ、今乗ることに失敗した波に対してはこうやったほうがいいですよ。っていうことしか言えません。

なので、ある程度は自分で原因を把握するように努力しないとゼーったいうまくなんないです。

んで、さらに言うと、乗れない原因ってのはボードのせいでもなく、パドル力でもなく、ほとんどの場合観察力不足。
特にテイクオフしてからなんとかターンが出来ます。ってレベルのサーファーの場合それが顕著。

そんなときに、効果を発揮するのが、ビデオ撮影。
自分のサーフィンを客観的に見れる機会ってのはそうそうないので、これは効果があります。

なので、客観的に自分のサーフィンを見てみたい!って方はぜひLONGBOARDRESCUEへ。

コメント

人気の投稿