スポーツは苦手なんです。ほんとに・・・

マンツーマンでのサーフィンスクールを始めて約3年。
今ではすっかり色黒のおっさんになり、生徒さんからも「いかにもサーファー」なんてことを言われるようになりました。

加えてよく言われるのは、「そうまさんって何かスポーツやってたんですか?」ってやつ。

そのたびに信じてはもらえないと思いながら「スポーツ嫌いです。小中高と体育の授業が苦痛でした」と答えますが、やっぱり信じてはもらえませんw

実際今でも、海に行かない日は家の中でパソコンいじったり、本を読んだりすることのほうが多いです。
子供がいますが、おそらく私と外でキャッチボールしたりサッカーボールで遊んだりしたことはないはず。

昔から、そういう競技が苦手で唯一続いた外での遊びが「ロングボードでのサーフィン」なのです。
なので、サーフィンを始めた頃は、ボードを海まで運ぶことすらままならず、当然テイクオフなんてもってのほか。
3ヶ月以上はボードの上に立ち上がることなく、ひたすら波に揉まれていたように思います。

そんな私がどうやって今みたいになったのかというと、それはひたすら人の真似を続けたからです。
いつまでたっても立ち上がれないことに焦りを感じた私がとった行動は、海についたらまず「自分よりちょっと上手い人を探す」。
そしてその人を観察して、細かいところまで真似してみる。
これの繰り返しです。

人の真似をするとうまくいくことは、調理師時代に会得した極意(ってほどのことでもないですが・・・)。
よく、結果だけを真似する人がいますが、その過程、特に発端を真似することってすごく大切なんです。

なので、自分より少し上手い人がボードの右側に立っていたら自分も同じように右側に立ち、パドルを右手からスタートしていたら同じように右手からパドルしてみたり。
今では笑っちゃうようなことまで必死で真似した記憶があります。
そうやってだんだん波を捕まえることができるようになったわけです。

んで、何が言いたいのかというと、サーフィンなんて、最低限の運動が出来れば誰でもできるんじゃないかってこと。
特にロングボードは。

スクールをやってきて思うのは、何かスポーツに打ち込んだことのある人ほど伸び悩む期間が長いように思います。
ついつい今までの経験を活かそうとしちゃって、力任せになっちゃう傾向が強い。
でもね、サーフィンって、人があんまり動いちゃいけないんですよ。

波を捉えるのはボードの役目。ボードが波をキャッチしやすいように動いてあげるのが、サーファーの役目なんじゃないかなと。
これがサーフィンを続けてきた今の感想です。

クラシック志向もマニューバ志向も、波を疎かにしちゃうとうまくなりません。
運動神経はとりあえず置いといて、まずは波を感じることからスタートすればいいんじゃないでしょか。

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