2015LBR BBQ ありがとうございました!

朝7時過ぎに飯岡到着

以前はマニアしか入らなかったポイントが、スロープ閉鎖のためか大混雑。
周りのサーファーがワックスアップする中タープを張り火を起こす。

まずはラム肉の煮込み料理。
自分の中でキャンプやバーベキューで定番になっている料理。
でかい鉄鍋で肉を焼き、他の材料をぶち込んでひたすら煮込むだけ。

その間にグリルで焼くための食材を準備する。
「あ、エビを忘れた・・・」
そうなのだ、アレほど丁寧に下ごしらえしたエビを自宅の冷凍庫に忘れてきてしまったのだ。
一緒に準備を手伝ってくれているお客さんに急いで買い出しに行ってもらう。
なんてこった。なんて嘆いてる暇はない。
まだまだやらなきゃいけないことはたくさんある。

開始時間が迫り、買い出しのエビも到着し、テーブルの上には食材がところ狭しと並び始める。
来てくれた人たちがみんな「美味しい」と思ってくれるように。

ゲストも続々と到着。
差し入れに梨を頂いた。
あくせく動き回る中でこの清涼感はたまらない。
差し入れにビールも頂いた。

せっせと働く自分にこの苦さはたまらない。むしろ毒だぜ。
ここで飲みモードに入りたい気分だったが、あと30分でパーティースタートだ。
テーブルの周りをゲストが囲んで、思い思いに話が弾む。
これだ、これなんだよ。

初めて顔を合わせる人たちが海で仲良くなる。
これがサーフィンなんだよ。

スタート時間になり、あらためて乾杯。
ゲストに肉を焼かせ、炭火の世話をしてもらい、自分はさらに料理をつくる。

そろそろ落ち着いた頃合いを見て、いよいよハンバーガーの登場だ。
バンズを切りトマトとオニオン、そして肉をはさみテーブルの上に並んだ瞬間
「めっちゃうまそーー」
あったりまえだ。
うまいに決まってんだろ
いや、うまいのかな?
意外と普通なのかも・・・・

と、みるみるうちに弱気になる自分。

が、それを打ち消すかのような「これさいこー!」の声。

良かった。

あとはひたすら飲んで食べて笑って。

そっから先はよく覚えてない。
覚えてるのは、みんな笑顔でいてくれたこと。

二年越しのバーベキュー。
正直言うと、告知を出す前から緊張の連続。

もともと自信なんてないままはじめたサーフィンスクール。

一緒に海に行く仲間なんて一人もいなかった頃、まさか自分の周りにこんなに人が集まってくれるなんて思いもよらなかった。
台風のスウェルを無我夢中でゲッティングするように突っ走ってきた5年間
そのうちだんだんとお客様にもきてもらえるようになり、スクールの質もだんだんと上がっていった。
同じ時期にスタートアップしたウェットスーツ屋さんも順調。

そして自分自身のサーフィンもうまくなり、ボードから落ちる気がしなかった。
まさに有頂天。

そんな些細な自信を見事に打ち砕いてくれた頚椎ヘルニアの発症。
サーフィンを諦めかけるまで動かなくなった身体。
それでも励まし続けてくれた仲間のお陰で手術を受ける決心がついた。

手術をして、ようやく呪縛から解き放たれるかと思いきゃ、沈んだ気持ちはなぜかもとに戻る気配がなかった。
どんなにいい波に乗っても、うまくサーフィンできないもどかしさ。
春になりスクールを再開してからも、どこかモヤモヤしたままだった半年間。

夏の風が吹き始めて、そろそろバーベキューパーティのお知らせを出さなくてはいけない段階になっても、まだ踏ん切りがつかない日々。

8月8日のパーティは、そんな気持ちの中で準備を始めました。

でも、今はようやく以前の自分に戻れるきっかけが見つかったような気がします。
やってよかった~

皆さんに感謝です。

来てくれた人も、これなかった人もほんとにありがとうございます!

こんな弱々しくて無口でシャイで髪の毛も少なくなってきた自分ですが、これからもよろしくお願いいたします。

また一緒に大騒ぎしましょう。

2015年8月10日
相馬政朗

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