1日の中で波が変わるタイミングを知ればもっと波に乗れるようになる
1日の中で波が変わるタイミングを知ればもっと波に乗れるようになる
いまいちだなーと思いながら波待ちしてたら、突然いい波が入ってきた。
さっきまで乗れてたのに急に乗れなくなってきた。
そんな経験ありませんか?
こないだ海に行ったときも、ずーっと同じところで波待ちしてるサーファーを見かけました。
最初はうまく乗れていたんですが、そのうちだんだん乗れなくなったのにまだ同じポジションで波待ち・・・
周りのサーファーは海の変化に気づいて少しづつポジションをずらしていることにまったく気づかない様子。
そのサーファーが気づいてたかどうかはわかりませんが、海の中は一日中同じコンディションじゃないんですよね。
1日の中でも何回か波が変化するタイミングがあるんですよ。
で、その変化のおおもとになるのが「潮の動き」。
大潮とか中潮とか長潮とか若潮っていうあれです。
波情報には必ず掲載されてますし、 専用のアプリもあります。
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あまり見慣れていないと潮時表なんて見たところで「なんじゃこりゃ?」ってことになりますけど、実はこの潮時表から色んな情報が読み取れちゃうんですよ。
私の知る限り、ある程度上手なサーファーほど潮の動きをチェックします。「今日の潮回りってなんだっけ?」みたいな。
潮の動きって潮干狩りのときだけ使うわけじゃないんですよ!
ポイントによっては潮の動きだけでサーフィンできる波が起きることもあるくらい、サーフィンとは切っても切れない大事な海の動き。
塩の動きによって起こる、波のコンディションが変わるタイミングを知っておけば、今よりもっとたくさん波に乗れるかもしれませんよ!
ってことで、「ロングボーダーだけじゃなくサーファーなら知っておきたい潮の動き」について簡単に書いてみました。
海に向かう前にチェックしたい!サーフィンするときの潮汐表のチェックポイント
まずは上げいっぱいの時間と下げいっぱいの時間。コレをチェックします。
潮位表のグラフのてっぺんと底の時間をチェックします
満潮時と干潮時の時間です。
時間はそのままパッと見ればすぐわかるのでいいんですが
大事なのは潮位。
写真だと一回目の満潮時が129cm
同じく一回目の干潮時が−7cm
その差136cm。大潮だとこのくらいの潮位差が出ます。小学生くらいの身長がすっぽり埋まっちゃうくらいの潮位差ですね〜。
基本的に
潮位の差が大きければ大きいほどが波質の変化も大きくなります。逆に小さければ小さいほど波の変化も少なくなります。
大潮の時みたいに潮位差が大きければ、波が変化することを期待できますが、長潮みたいに変化が小さければ、コンディションはそんなに変わらないってことです。ここんとこ押さえておいてくださいね
んで、
慣れてくるとこの数値でどんな変化が起きるのかが想像できるようになっちゃうんですよ。
ってことで、潮の変化が波にどんな変化をもたらすのか。
海が動く。波が変わる。潮の引き始めと上げ始め。
潮が動いて海に変化が出る時合を「上げ三部下げ三部」なんていうらしいです。(コレは釣り人から聞いた言葉です)
満潮から90分くらいと干潮から90分くらいの時間帯ですね。
この辺の時間帯に変化が起きやすいっていうのがセオリーです。
んじゃ、干潮満潮でどんな変化が出るのか。
※全部のポイントで同じような変化が出るわけじゃないです。そのポイントごとに違った特徴があるので、ここに書いて有ることは千葉近辺のビーチブレイクで実際に経験したことを書いてる。ってことを念頭においておいてくださいね。
干潮から満潮に向かうときの波の特徴
まずは干潮から満潮に向け始めたとき。
上げ始めはサイズが大きくなることが多いです。
それまで膝くらいだったのがワンサイズツーサイズ大きくなることもしばしば。
ただ、厚くダンパーになってしまうことも多いので初心者には乗りづらい波かもしれません。
イメージとしては、サイズだけ大きな波が入ってきて、 「セットででかめの波が来たー!けどなかなか割れない・・・」ってな具合。
見た目は大きいですけど、岸際でどっかん!っていうのが多いような気がします。
私はあんまり好きじゃないです。
好きじゃないですが、波のサイズがほんとに小さいときは、この時間帯の波が面白くなることも多いですね。
そんなに小さいときはサーファーも少ないので、いい感じの波を独り占め!ってことも良くあるパターンっす。
なので波が小さすぎて困ったな−ってときは上げ三部の時間帯を狙って海に入る作戦がいいかもしれませんよ。
満潮から干潮に向かうときの波の特徴
下げ始めはボードを押してくれる波が起きやすいです。
テイクオフに必要なのは
波の角度。ってことはこのBLOGでも何度か書いてあるとおりです。
ボードが走りやすい、せりたった波が起きやすくなるのがこの時間帯。サイズが大きくなることはあまりないですね。
ただ難点は
波がばらけやすくなってしまうこと。
下げ三部の時間帯は、波数も少し増えて乗れないような押しの弱い波も混ざってきますし、せりたった波が苦手な人にはもしかしたら乗りにくい波に感じることがあるかもしれません。
イメージとしては、波のボトムがぐぐぐっと押し込められるような形の波が増えるかな〜と。
それまで厚めでいっぱいパドルしなくちゃ乗れないような波が、あんまこがなくても乗れちゃうな〜、みたいな。
うまく波を見極められれば
それまでより少ないパドルでテイクオフできる波も増えてきます。ロングボーダーにはこちらのほうが永く乗れる波じゃないかな〜と思います。
私もどっちかっていうとこういう波のほうが好きです。
潮の動きで波待ちのポジションも変わる
潮の動き出すタイミングで波が変わるってのは海を観察してれば感じられるはず。
で、冒頭のサーファーなんですが、いったいナニがわかってなかったのかって−と、潮位が変化すると波のピークも移動するってことがわかってないようでした。
満潮になれば、それまでより岸に近いところで波のピークが移動します。逆に干潮になれば岸から遠いところで波のピークが現れます。
これはわかりますよね?
で、波のピークって、前後に移動したら移動したさきの地形の影響が出るわけですよ。
なので、波の変化に合わせて前後だけじゃなく左右の移動もちゃんと見てないと、ずーっと同じところで波待ちすることになっちゃうんですよね。
ブームが過ぎたのにまだ妖怪ウォッチのおもちゃを売り続ける商店街の雑貨屋さんみたいな感じですかね・・・・
ちょっと違うか・・・
サーフィンは観察力もテクニックのうち
冒頭のサーファーみたいに、波の変化に気づかずにいるサーファーって多いと思うんですよ。
でもね、サーフィンって自然の中でやる遊びなわけで、風向きとか、天気とかそういうことにもっと注意を向けるといいんじゃないかなーと。
確かに波情報は便利。それは否定しませんけど、波情報に頼ってばかりではなくて 自分の目で波のことを判断するともっとサーフィンが楽しくなると思います。
これから夏に向けて海もサーファーが増えてきちゃいます。人より少しだけ早く海の変化に気づけるようになると、もっと波に乗れるようになると思いますよ!
でわ!
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