ハングファイブまであと少しの人におすすめしたい「日常生活の中でできるクロスステップトレーニング」
またノーズにいきたーい!
3年前に頚椎ヘルニアを発症してからノーズライディングができなくなってしまいました。ヘルニアの症状自体は手術によってもう完全に治っているんですが、残念なことに手足のしびれや神経過敏が少し残ってしまっている状況です。
何度かお医者さんに相談してはみたものの、こればっかりは治しようがないってことで、一生付き合って行かなくちゃいけないのかな〜と考えています。
が、やっぱりノーズライディングしたいんですよ!
もう一回先っちょライディングの浮遊感というか、ボードの真ん中に乗っていたんじゃ味わえない世界。これをもう一度体験したい。
それも「先っちょまで行けちゃった!」じゃなくてしっかり波に合わせてウォーキングして、んでもってノーズに脚をかけたい。
現在の状況は正確に言うと、ボードの上を歩けない状態なんですね。後述しますが練習のかいあって、一歩目は問題なく踏み出せるようになりました。
二歩目、クロスステップで後ろになった脚を前に出す。ここでつまづきがちです。
クロスステップってのは、勢いで足を出してたんじゃだめだと考えてるんですよ。
なるべくスムーズに、お盆に載せたコップの水をこぼさないような動きで、ススス〜っと脚をクロスしていくってのが理想なわけで、今の状況はそれには程遠い感じです。
それでも、一番できなかった頃に比べるとサーフィンの質もかなりいい感じになってきて、小さい波ならボードを流さずに乗り継いで行くことができるようになったんですね。
ではじめに書いた「やっぱりもう一回ノーズライディングしたい!」なという気持ちがむくむくと起き上がってきたのが今年の春。
やっぱね、いつまでもヘルニアのせいにしてちゃイケないな〜なんて少し反省も込めつつ今年の春から本格的に練習を始めてみました。
ということで、イマ、私が日常生活の中で取り組んで、手応えがあったことをいくつか紹介したいと思います。
つま先リフト。で足首からつま先を鍛える。
まずは地味な筋トレです。
これは駅で電車を待っているときとかにやってるんですが、結構効きます。
やり方は簡単で、かかとを付けた状態からゆっくりつま先立ちになる。つま先立ちから「ゆっくり」かかとを付ける。
これをひたすら繰り返すだけです。
なれて来たら片足だけつま先立ち。ってのを左右交互にやるのも効果的だと思います。
ほんの数分ですが、これをやるとかかとを浮かして歩くのが非常に楽になります。
ノーズライディングに必要なクロスステップの基本は「つま先立ちで歩くこと」。もちろんかかとを付けたままクロスステップしてもいいわけですけど、それだとバランスを崩してしまうことが多いんですよね。
なのでつま先立ちで歩く(走るんじゃないですよ)ことに身体をなれさせるために、つま先ちリフト、おすすめです
ポイントは
「ゆっくり動かす」
ことと
「つま先立ちの状態をキープしてからかかとを下ろす」
この二点です。
少しの時間でできて、場所も必要ないので、電車の待ち時間や、本屋さんで立ち読みしてるとき試しにやってみるといいんじゃないかなと思います。
特に、ボードの上でバランスを崩すことが多いロングボーダーさんにはぜひ取り組んでもらいたいトレーニングです。
階段を駆け下りる
これもトレーニングを始めるまでは全然できませんでした(T_T)
ていうかですね、去年の今頃はまだ手すりがないと階段を降りるのが苦手なくらいだったわけで、それを考えると進歩したな〜と。
で、これは簡単です。コツも何もないです。
階段を走って降りる。
ただそれだけでなんですけど、クロスステップのウォーキングは階段を降りる動作に非常に似てるんですよ。
身体の軸をブレさせずに、足の感覚だけでバランスを取る動きはほんとにそっくりです。
前かがみになってもだめですし、後ろにのけぞってもうまくいかない。
んでですね、簡単な階段駆け下りですけど、ここでノーズに行けないサーファーの特徴が出ます。
それは
足元を凝視してしまうこと。
私もそうなんですが、やはり脚力がおぼつかない人は足元を見てしまうようです。
サーフィン中、足元をつい凝視してしまう人は、この階段トレーニングいいと思いますよ。
参考までに、ステップバックの練習も、階段で出来ちゃいます。
これは危険なのであまりオススメできませんが、ステップバックの練習は、階段を後ろ向きに登る動作にめちゃくちゃ似てます。
脚の使い方もチカラの入れ方もそっくりです。なので、段差がそれほどなくて、人が少ない階段を見つけたら練習してみるといいかもしれません。
車止めウォーキング
これはトレーニングと言うより、実戦テストに近い感じですね。
コンビニなんかにおいてある駐車場の車止め。
これをクロスステップで歩いてみます。
最初はゆっくりやってみて、なれてきたらつま先を意識しながら歩く。
更になれてきたら視線を上に上げてつま先で歩いてみる。
これの繰り返しです。
視線を上げるとバランスを崩してしまう場合は、まだまだトレーニングが足りないと思って、つま先リフトで脚力を強化してみてください。
逆にこれを難なく歩いて戻れるようになったら、ボードの上でもうまウォーキングできるはずです。
ただね、これもアスファルトの上でや事が多いのと、車が周りにあると危ないですので、実践するときは人のいないところでやってくださいね。
それと、怪我しても責任なんか取れませんからね!
ってことで。
脚力トレーニングも大事ですが、ノーズライディングにはそれ以上に大切なこと
ロングボーダーにとって、ノーズライディングってのはひとつの目標だったりすると思うんですよ。
そこんところをうまくついて、ボードやさんなんかは「このボードならノーズライディングも楽勝!」なんていうセールストークを展開するわけですけど・・・
私の知る限り、ノーズライディングしやすいボードもあるしそうでないボードもありますけど、ボードを変えただけでノーズに行ける、っていう魔法みたいなことはないです。
ノーズライディングできる状況を少し想像してみてください
ノーズライディングするために必要な条件とは、「歩いても落っこちない状態」を作り出すこと。これが大前提なんですよね。
そのためには、
スピードが出ていること
ボードがグラグラしないこと
この二つの状態を作れるようになれなきゃいくら歩く練習をしてもノーズには行けません。絶対に。
なので、まずはテイクオフからターンに至る過程をスムーズにできるようになんなきゃだめです。
ターンも、ただなんとなく曲がるんじゃなくて、波のいいところをキープできるようにターンしてカットバックする。
それが無意識にできるようになってはじめて、この記事に書いたトレーニングが活きてくるはずです。
私もようやくここまでくることができて、なんとか今年中にはもう一回ちゃんとしたノーズライディングができるようになりたいな〜と。
できるのか?・・・(*´ω`*)
コメント
コメントを投稿