ターンしやすいロングボード、ターンできないロングボーダー。

ターンしやすいロングボード、ターンできないロングボーダー。

先日太東でサーフィンしたときに、こんな会話を聞きました。

会話は、とあるプロロングボーダーと某有名プロロングボーダー(今はシェーパーとして活躍されています)のお二人の会話。

あ、別に盗み聞きしていたわけじゃないですよ。
声が大きかったので聞いちゃっただけなんです。

その会話、太東のラインナップで繰り広げられたロングボード談義が興味深い話だったのでちょこっと紹介します。

「○○さん、最近どんなボード作ってるんですか?」
「お客さんからはEPSで作ってくれっていうオーダーが多いよね。」
「EPSだとよく曲がっていいじゃないですか、上手い人多いんですね」
「いや、そうでもないよ。」
「そうでもないって?」
「お客さんだからあんまり言えないけどさ、ターンできない人も多いよ」
「ターンできないのにEPSですか?」
「そうなんだよね。普通のフォームのボードでドライブ効かせたターンできないからEPSに変えたい人多いみたい」
「それって逆じゃないっすか」
「俺もそうおもうんだけどさ、オーダーしてくれるからあんまし言えないよ」

と、こんな感じです。
EPSのボードというのは、いわゆる「軽くてターンしやすい」ボードです。
フォームのボードというのは「重くて曲がりにくい」ボードだと思っていただいて構いません。

ほとんどの初心者ロングボーダーは「ターンしやすいボード」に乗れば、ターンできるんじゃないかと思いがちですが、実際はそうじゃありません。
というのも、曲がりやすいボードは、サーファーの体の動きを敏感に拾ってくれるわけです。
つまりサーファーが意図しない動きまでも忠実に拾って動いてしまうわけです。

これって逆からみると、不安定なボード。なんです。

初心者ロングボーダーで、自分の動きをコントロールできる人はなかなかいません。
そんな初心者が、動きやすいボードに乗ってもおそらくうまくコントロールできずにがっかりしちゃうと思います。

初めてのボードや、二枚目のボードを考えてるなら、まずは自分のレベルがどの位なのか。よーく考えて買ったほうがいいよなー、と感じたのです。
ちなみに、私のボードは少し重めのハミルトン。
最初は全然曲がらないとおもってましたが、今ではコントロールしやすいボードだとおもっています。
少しは上達したようです(笑)

byソウママサオ SHISEE WETSUITS CLASSICS longboardrescue on twitter

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