楽チンテイクオフのコツは波のポケットにあるのです!

楽チンテイクオフのコツは波のポケットにあるのです!

前にも書きましたが、うねりからのテイクオフの最大のポイントは、波のピークではなく「波のポケット」をいち早く見つけるということです。

波のポケットというのは、波の中で一番パワーのある部分のことです。

さて、ここでロングボード初心者の勘違いが顕著になるのですが、ピークとポケットは全然違います。

「波のピーク」と波の一番高くなった部分。「波のポケット」とはいったいどこが違うのか、それには波のある特徴を理解する必要があります。

■波はまっすぐやってこないのだ

当たり前ですが、波は沖から岸に向って押し寄せてきます。でもね、決してまっすぐ進んでくるわけではないということは知っておいてください。

もっかい書きます。沖から波がやって来たとしても、その波はまっすぐ岸へ向かって進んでくるわけではありません。

たいていの波は、斜めにやってきます。

■波がまっすぐ来ないということは、ポケットの位置もずれるってこと!

さて、斜めにやってくる波に対して、どうやってアプローチするかということがテイクオフの成功率に大きく関わってきます。
簡単に言うと、自分の波待ちをしているラインナップにおいて、波のポケットができる場所を予測して移動する。
チョットややこしいですが、波のピークを追いかけるのではなく、ポケットを探してそこに陣取ればいいのです。
そんでもって、それこそが、うねりからのテイクオフを成功させる最大のポイントなのです。

■ピークを追いかけちゃだめな理由
このときにピークを追いかけてしまうとなぜだめなのか?
それは、ピークは横方向へずれてしまうので波のポケットを外してしまうことになっちゃうから。
ではピークに沿ってパドルを開始すればよいのかというと、ポケットに当たったときにボードが斜めに傾き、テイクオフに必要なスピードをロスしてしまうことになるので、これまた波に乗り遅れてしまう原因になっちゃうわけです。

初心者がうねりからのテイクオフに失敗する原因に、波に取り残されるということがありますが、それはピークを追いかけるあまりに、ポケットまで移動する、という行為ができていないためでもあります。

うねりに取り残されないためには、波のパワーをボードに伝えればよいのです。

そして、ボードにパワーを伝えるには、ボードを波のパワーのある部分にセットすることが必要です。

それが波のポケットなのです。
上手く波のポケットにボードをセットすることができれば、パドルはそれほど必要ありません。ほんのふたかきもすればボードは確実に前に進んでくれます。

それは波のポケットがボードのテールを確実に押し上げてくれるからです。
波のポケットを意識しないまま闇雲にパドル力に頼ることは上達するのに遠回りです。

うねりからのテイクオフには
波のピークより
波のポケットを察知する。
このことを理解できればうねりに取り残されることは激減します。

ということで、一生懸命パドルしてもなかなかテイクオフがうまくできない!そんなロングボード初心者は、まずは自分の波待ちポジションを見直してみましょうね。



byソウママサオ
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